私がカウンセラーになった理由
小さな勇気があれば、
人生は自分の手で
変えられる。
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このページでは、冴えないただの会社員だった私が、人の生き方・キャリアに関わるキャリアカウンセラーになることを決めた理由と経緯をまとめました。
新卒でエンジニアとして就職
今から約10年前、私は理工系の大学院を卒業し、新卒で大手自動車関連部品メーカーに就職しました。ただ本当のことをいうと、当時の私には特にやりたいことはなく、新卒で入社したその会社も強い動機で志望した会社ではありませんでした。そして配属先も、私にとっては全く興味がない事業領域への配属となってしまいました。
モヤモヤした気持ちはありましたが、「これから働いていかないといけないし、仕方ないけど頑張ろうか・・」、最初はそれくらいの気持ちで働き始めました。
ただし働いてみると、幸運にも研究開発者としての働き方は自分にあっているようでした。自分のアイデアを製品というカタチにできることは面白く、製品の設計や製造工程の改善にもやりがいを感じました。また、同期や社内の先輩・後輩にも恵まれ、忙しくも楽しく、日々働いていました。
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自分のはたらき方に疑問をもつ
ところが、入社して4年がたち、徐々に仕事にも慣れてきた頃のことです。この頃には、自分にとっては嫌な仕事が重なる時期がありました。この嫌な仕事というのは、例えばこのようなものです。
・自社の利益を確保するために、
取引先にウソの説明をする。
・過去の担当者がついたウソを守るため、
さらにウソの説明を重ねる。
・工場内で発生した不祥事/事故を、
なかったこととして処理する。
このようなことは実際の話、製造業であればどの会社にもよくあることかもしれません。が、今思えばありえないことをしていたなと感じています。ですが当時の私は、嫌な仕事・自分がこれは正しくないと思う仕事に対して、強くNO!と言えませんでした。
「会社員だし、仕事だから仕方ないよな。」
そんな言葉で自分の心を殺して、ごまかしながら働いていました。
自分の心が正しくないと思う仕事をして、その対価としてお給料をもらって毎日を生きている。自分はこれからも、生きていくお金を稼ぐために、正しくないと思う仕事をし続けなければならない。そう思うと、このはたらき方をしている自分自身が、ひどく情けなく思えてきました。
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心を殺して働く日々
そんな状況の中で、徐々にモヤモヤが増えてきた私は、こう思うようになっていきました。
「仕事に振りまわされて、
自分の心を殺して働いた先に、
いったい何の意味があるのだろう・・」
「どうして自分は、周りに流されて、
自分の意見をしっかりと人に
伝えられないないんだろう・・」
そんな思いがつのり、何度もくやし涙を流しながら、悩み続けていました。
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心に火がともる瞬間
そしてある日、悩み疲れてからっぽになった私の心に火がともる瞬間が訪れました。
それは、東京出張から帰る新幹線のホームに立っている時でした。前日の深夜までかけて悩みながら作成したごまかしの資料を使って、お客様を訪問して説明をした後のことです。私は暗い気持ちで、ぼーっとする状態の頭で、帰りの新幹線を待っていました。
「これで本当に良かったのだろうか」
「僕は、なぜこんな仕事をしなければならないのだろう。」
そんなことを思っていた時、急に私の胸の奥が熱くなりました。
これは、自分でも不思議な、今までに体験したことのない感覚でした。そしてその直後、心の底から強くこう思いました。
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このままじゃ、
自分の人生は本当にダメになってしまう。
今までの、人や社会に流されてきた、
弱い自分を変えていきたい!
自分の人生は、自分で決めて生きていく!
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まさに、心にフッと火がともった瞬間でした。この時ともった心の火が、今の私の生き方・カウンセリング活動の原動力となっています。
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キャリアカウンセラーという目標
それからの私は、本気で自分を変えるために、「自分にとっての幸せなはたらき方」について考えました。自分自身を見つめてみたり、友人に相談したりする中で、私はあることに気づきました。それは、私ははたらく人の悩みを軽くして、その方が自分の将来に光を見つけた時に幸せを感じているのではないか、ということでした。そこから私は、はたらく人の味方になるキャリアカウンセラーとして活動する
ことを心に決めました。
心が決まってからの私は、さっそく行動に移すことにしました。ですが、カウンセリングを受けたこともなければ心理学などの知識もなかったため、何をすればいいかわかりません。そのため、まずはがむしゃらにできることを考え、実行に移しました。
・心理系の大学院への編入検討
・カウンセリング資格取得のための勉強
・先輩カウンセラーへの訪問と相談
・ボランティア活動への参加
・ビジネス/金融関連のセミナーに参加
・人事系の仕事への転職活動
・キャリア形成関連のイベント参加
などなど・・
もちろん、全てがうまくいったわけではありませんし、挫折もたくさん経験しました。ですが、がむしゃらでも行動する中で、徐々に道が開けてきました。そしていろんな人とのつながりもでき、そのつながりに支えられて、多くのチャンスが舞い込んできました。
少しずつですが、自分の生き方・人生が大きく変わり始めたことを実感していました。
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カウンセラーになる目標の実現
現在の私は、産業カウンセラーなどの資格を取得し、キャリアカウンセラーとして幅広い方の相談に乗ることができるようになりました。私は、今までの人や社会に流されていた生き方をやめて、自分の力でありたい姿を描いて、そのありたい姿で生きることを実践しています。
以前は、会社員を辞めてカウンセラーとして一本でやっていくと考えていた時期もありますが、結局は今は会社員とキャリアカウンセラーの二足のわらじで仕事をしています。カウンセラーである自分自身が、会社員としてのキャリアアップも目指しているという状態の方が、働く人の現場感に近い感覚を持つことができ、より多くの人の相談に乗れると考えたからです。
また、私は転職を2回経験する中で、ライフワークバランスを少しづつ整えることも行なってきました。だからこそ、現在は会社に勤めて研究開発職として働きつつ、心に余裕をもてた状態でカウンセリング活動にも注力することができています。
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ここでひとつ、あなたにお聞きします。
あなたには、たった一度きりの人生において達成したい夢、あるいはこうありたいという理想の姿はありますか?
もしかしたら、今はまだよくわからないかもしれません。ですが、いつかあなたにも、心に火がともる瞬間がやってくるのだろうと私は思っています。
今までの自分自身を、これからの自分の生き方を、
本気で変えていきたい、という方を私は全力でサポートします。
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私が伝えたいこと
小さな勇気があれば、自分の生き方は自分の力で変えていくことができる。
私はこの事実を、私自身が実際に行動することで証明したいと考えています。一人でも多くの方にこの事実を知っていただき、将来に希望を持ち幸せにはたらく人を増やしていきたい。
これが、今まさにキャリアの転機を迎えている方に、私が心からお伝えしたいことです。
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